20代の女性が転職する際に留意すべきことは、キャリアについて整理しておくこと、そして志望動機についてまとめておくことである。この二つが出来ていないと採用面接で質問にスムーズに答えられず、つまずくことが多い。
まず、キャリアについての整理だが、これまで自分が行ってきた業務について時系列、業務別どちらからでも簡潔に説明できるようにしておく必要がある。これは「入社何年目にその業務を行っていたのか?」と訊かれても、「そのスキルを使ってどのような業務ができるのか?」と訊かれても円滑に答えられるようにするためである。20代で転職となると長くても10年前後のキャリアである。採用する側からすれば、そのくらいの期間の仕事内容はどのような角度から質問されても円滑に答えられるように整理されていることを期待している場合が多い。面接官にそのまま見せられるような一覧表にしてまとめておくと尚良い。自分の仕事が整理できていることと共に職務能力のアピールにもなる。
志望動機については、ただの憧れで転職しようと思ったというような曖昧な内容ではなく、何故その職種や企業を希望しようと思ったのか具体的な理由を固めておく必要がある。そのためには応募する企業のこと、希望する職種のこと、さらには業界全体の歴史とこれからの動向についての詳細な調査が欠かせない。加えて業界に関する将来予想とそこで自分がどのような役割を担いたいかもまとめておく。これを聞けば、採用する側もどのくらい真剣に考えて転職しようとしているかが分かるはずである。
これまでやって来たことと、これからやろうとしていることを把握しておくことが転職成功の鍵である。20代の女性で転職を成功させたいのならば、このような成功の鍵を知っておいたほうが良いだろう。こちらの『20代女性の転職白書』というサイトなどが役に立つかもしれない。